HIROMI IUCHI’s WORKBOOK - www.hiromii.net

Artist based in Kagawa, Japan.

Red2

December 17th, 2008 by hiromi_iuchi


OHP付きのVideo projector を先月手に入れた。今日始めて起動してみた。3mのキャンバスに下絵の波がひろがった。
あと1mスタジオに奥行きがあったら、パーフェクトにトレースできたのに、大きさが足りない。
でも、何とかなる。
この機械、ずっと欲しかったのです。今まで、Kids用のおもちゃを使っていたから。
&ホームシアターもできる。一人で大画面映画。

また、しこたま画材を買い込んだ。NYで愛用していたBMのペンキを注文。赤、青、黒のメインカラーはそのペンキで、その他は、粉から自分で絵の具を調合する。朝の赤はヨーゼフ・ボイスの血の色。イブ・クライン・ブルー。そしてNYブラック。

下地は大理石のようにピンとしてつるりとしている。始めて、ムードンという、ドライジェッソを使ってみた。アクリルよりもさらりとして気持ちがいい。描くのがためらわれる。いつも思う。描く前の生成り色のキャンバスと、絵の具の粉はそのままで美しい。

ノアノアを読み終わった。(ゴーギャン作)素晴らしかった。静かな澄み切った、タヒチの海と月光が胸の中にさざ波のように波紋を広げた。今は、ジャクソン・ポロックと、ジョージア・オキーフの伝記を読んでいる。2人とも、言わずと知れたアメリカの現代アートの巨匠。伝説に埋もれて、敬遠していたけど、2人の葛藤が見えてくると、2人の成し遂げた仕事の壮大さに圧倒される。荒野の2人。

全部の材料がやっと揃って、下地も今日できるし、下絵をトレースしたら、色塗りだ。やっと!キャンバスに向かうのは9月以来です。

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Red1

December 12th, 2008 by hiromi_iuchi


モーツアルト、交響曲39番。
アマデウスを久々に見返して、感動。
赤のテーマはモーツアルトに決定。
音楽と絵と薄闇があればいい。
昨日は満月だった。
船は私を乗せて緩やかに岸辺を離れた。
ずっと乗りたかった船の上に今いる。
さようなら、陸地。

ゴーギャンのノアノアを読んでいる。
ずっと手を出しかけて、やめていたゴーギャンの自伝。
今、手に取ってよかった。今より前じゃなくてよかった。

赤の下地がシルクのようにすべすべになってきた。
撫でるのはエクスタシー。
エロスは絵の中にある。

モーツアルトとスタディ、下地作り。
ゴーギャンとろうそく。タヒチの夜に吹く風に、星空に、想いを馳せながら眠る。
静かに眠りは来る。静かに日は滑る。
だんだん岸から遠ざかって、河を上ってゆくよ。
地球の内側へ、ダイヤ(悪魔の卵)を探しに行こう。
ダーリン、もうすぐ逢える。

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11/8のパフォーマンスと近況報告

December 5th, 2008 by hiromi_iuchi


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お久しぶりです。皆さんお元気でしょうか?
もうずいぶん寒くなりました。暗くなるのもとっても速くて絵の中に入り込むには素敵な季節がやってきました。
私はこじらせた風邪もやっと治って、今は元気にゆったりと新作と格闘しはじめました。

News
11/08のパフォーマンスの写真とビデオをコラボレーターのSatocoがアップしてくれました。
写真は写真家の田口まきさんの撮影です。
大きいサイズでちゃんと見られるので是非見てみて下さい。
Satocoのサイト:
http://www.satoco.jp/
パフォーマンス写真:
http://www.satoco.jp/portfolio/plus.html
パフォーマンスヴィデオ:
http://jp.youtube.com/watch?v=2MKUdeQyWhE

私自身のサイトはほったらかしですが(苦笑)、そろそろまとめて進めて行こうと思っております。下地のジェッソが乾くのを待つ合間に、過去の作品を振り返って、本の第2弾の準備もやっていこうと思っています。出せるのはまーだまだ先の話ですが。

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写真:龍安寺、延暦寺の如来様、東寺の如来様

先月末は京都でお寺巡りをしてきました。
4泊5日の旅。昼も夜も紅葉が奇麗でした。
最終日は晴れ渡って、京都駅の屋上からの風景、青空に流れてゆく積乱雲をバックに輝く東寺、遠くに飛んでゆく飛行機1っ機、が、ベンダースの写真のように抜けて輝いていて涙が出た。
そして、バスに乗って1時間揺られて延暦寺へ。景色が遠く後方に流れてゆき、天国のように空に近い場所へと、くねりながら昇ってゆく。樹々の切れ間に、蒼く霞んだ京都の街の全景が覗く。半分の虹がかかっていた。私の後ろに座っていたカップルの男の子のほうがそれを見つけて女の子に教えてあげた。でも彼女は見つけられなかった。虹は見えなくなって、男の子が「幻だったのかな」とつぶやいた。私も見たよ、と心の中で返事をして、多分もう逢えない過去の恋人と心の中で会話した。天国だったから。
バスを降りて、寒々しい森を歩いて、本堂につくと土砂降りの雨になった。どうやって帰るのか途方に暮れてあっけにとられて飽きれたように空を見上げた。とうてい止みそうになかった。黄色いお守りを買って、しょうがないから、とにかくお参りに中へ入った。国宝の本堂の中では1200年消えていない光に照らされてシャクナゲの花と薬師如来様が闇の中でぼんやり光っていた。その奥の方へと無限に広がるような闇の中からお坊さんがお経を唱える声が寒い講堂へと低く響き渡ってき、空気がゆっくり巡っていた。私はそこにちょこんと正座して、眺めるうちにしゃくり上げて泣いていた。不安と暗いカーテンが涙になって流れた。バラバラでてきて口を押さえた手に落ちた。和尚さんが優しく声をかけてくれた。安心して、しばし、自分を解き放って闇に浮かぶ金の美しさに放心した。気がすむまでそうして、泣き止んだら、一体何がつらかったのか、何がそんなにしんどかったのか、よく思い出せないほどこころが晴ればれとして軽くなっていた。いつのまにやら雨もやんでいた。なんだか、奇跡が起こったような不思議な時間と遠い場所だった。それから山を下りて、夜の京都駅で蒼い光を放つ京都タワーと京都の夕暮れに包まれて流れる人をぼんやり眺めながらバスを待って、香川に帰った。

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写真:鶴!とキャンバス(うしろの木枠は張る前の)

近況:
・ やっと4年間作っていた鶴が6m50x25本になって終了し、ひとり感慨にふける。
・3mx1m60のキャンバスをはって、今、下絵ができた。この線の中に、今まで私が見た全ての風景をこめる。私の第1作目の作品。今までは修行だった。今からが始まり。皆に見せられる日が待ちどうしい。私の頭の中に広がる、金色の雲海、黄昏、夜明けの光を。3mのキャンバスは、ちょっと小さいけど、でも、窓ができるはず。パノラマのように広がる3つ窓が。(ヘッセのメルヒェンの中の1話、4つの窓みたいに)

香川に帰って来て、目の前に何の予定も無く、下絵の線をトレーシングペーパーでなぞり、キャンバスの下地を作り、図書館に出かけてゆく、港によって海と流れるフェリーを眺める。そういうことが、ぞくぞくするほど嬉しい。やっぱり、絵が好きだ。そしてこの場所も。絵を描いていたらここにいながら何時でも旅をしていられる。そして日々が流れ、季節は巡る。素晴らしい。ああ、でも新作の為にキャンバス代と絵の具代に全財産を叩いた。もう少し残ると思っていたのに!とりあえず、3作は描ける。でも、そのあとは? Who knows? 考えないことにしよう。現実は厳しい(w。
H

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風邪

November 19th, 2008 by hiromi_iuchi


かれこれ10日間も風邪をこじらせています。
こんなのは、生まれて始めてです。生活の節目かな。新しい波がくるのです。

キャンバスの木枠を作りました。
3mx1m60cm
を3枚。
無意識の肖像画Redux.(仮)
Red, Blue, Black
ひろがるパノラマのような絵にしたい。
今まで私が見た、全ての景色を昇華する、窓。
制作の為に、待望のプロジェクターを買いました。
はやく、絵の中に没したい。

10日に東京から帰って来て、無限鶴(Chapter3参照)の仕上げをしています。
これを終わらさないことには、区切りがつかない。
全長6mでフィニッシュです。4年越しのプロジェクトでした。まだ終わりません。急がずにじっくり仕上げます。未だかつて無い鶴ができる。

15、16日、写真家の荒木さんが香川に撮影で来てらしたので、16日、地元の八栗寺へ一緒にお参りしました。楽しかった。産經新聞で毎週土曜日に荒木さんの連載があるそうで、この香川の撮影はその為のものだそうです。荒木さんの撮った香川の写真、楽しみ。

今週末は、京都に行きます。龍安寺と南禅寺でスケッチして3部作のスタディを作ります。そしたら、まぁ、ちょっと、ゆっくりとしてきます。

そんなこんなで、風邪はひいているけど、元気です。
宏美

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News

November 11th, 2008 by hiromi_iuchi

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8日のパフォーマンスと、展示のことを、13日の産經新聞(関東、もしくは東京版)に掲載していただけることになりました。
皆さん、13日は産經新聞を是非見て下さい。
Hiromi
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New New New New, New days

November 9th, 2008 by hiromi_iuchi

帰ってきました。
自分にお疲れ様。
来て下さった方、どうもありがとうございました。
昨日は、雨の中、ワタリウム美術館へ行った。
久々に見るボイスの作品に感動。
ボイスの本を1冊購入。
New series の painting との、旅の友になる。
友人との話がぐるぐる頭を廻って気が付いたら3時間電車で都内を巡っていた。
Darkest night, Holizon, Light of Heaven.

パフォーマンスで1時間半立ってる間に幻覚を見た。
動いてゆく箱、白髪の老婆、森の木漏れ日。

写真、1枚も撮らずに帰って来てしまいました。
無事に終わって、ほっとしてます。
今週中に鶴を終わらしたら、New 3 paintings にとりかかります。

H

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来週から〜SH / Fashion Plus

November 1st, 2008 by hiromi_iuchi

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今晩、東京に発ちます。
向こうでアップデートするかどうか解らないので、皆さんどうか忘れないで、来週の水曜5日から展示で、パフォーマンスをするレセプションが8日の土曜日、午後5時から7時(パフォーマンスは18:30〜となってますが、5時からいます)です。よろしくお願いします。
Love
H



Last reminder:
THE ARTCOMPLEX CENTER OF TOKYO 主催
Collaborate Exhibition [ Fashion Plus ]

■会期:2008年11月5日〜16日 11:00〜20:00  ※10日(月)は休館。 最終日18:00まで

■レセプションパーティー : 11月8日(土) 17:00-19:00   18:30からPerformance エーデルワイスと冬の鳥 by Hiromi

■会場: ACT5

■出展作家 : 6組、13名

1: Yasutoshi Ezumi / Textile art 
Masayoshi Fjukawa / Photograph
Taira Miyasaka / Graphic art

2: Tanya Tanaka / Painting/Textile design
Sunee Markosov / Media art

3: 光瀧純平 / Fashion design
西山智浩 / 漫画

4: Satoco Ozaki / Costume design
Iuchi Hiromi / Painting

5: Shuri Yamaguchi / Needlework
Nanairo / 雑貨、fashion design

6: Gleb Netchvolodov / Fine art
Yulia Silina / Fine art

服には様々な用途や目的があります。
自分を美しく飾る、強くみせる。体、性器を隠す、守る。哀悼の意、敬意を表する。アイデンティティーを主張する等。
しかしこの他にも何か新しい用途や目的は考えられないだろうか。
服はこの先、どういった意義を持って存在していく可能性があるのだろうか。
それを問うために、「Fashion Plus」は企画されました。
また「Fashion Plus」では、コラボレーションワークを軸に据えています。
ファッション制作とは異なったパートナーと共同作業をすることにより、一人一人の持つ「服」への常識を疑い合い、
より自由な発想へ到達することを目的としています。

more info:
http://www.gallerycomplex.com/
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SH
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SH / Fashion Plus+. note 07

October 31st, 2008 by hiromi_iuchi


Univerce
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Winter
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Spring
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— SH’s Universe, Winter, and Spring —
>mission compleated…
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無事に計画どうり3着作り終えて、今日、東京のSatocoのスタジオにそろって送り返しました。
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3着目の「春」は、タイムリミットがチクタクと迫っていたので、はらはらしたのですが、無事に満足いく形でFinishできて、ほっと胸を撫で下ろしています。一緒に3着の衣装を作り終えた今、まるで2人で長旅から帰還したような心持ちです。あとは手紙の編集とパフォーマンスの練習です。
>展示まで後5日、パフォーマンスまで後7日。
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Satocoと私は、東京と香川と、離れた場所に住んでいるので、メールと手紙で意思疎通をはかってきました。今回、文通をしたその書簡:(計20通、約150p)もファイル本にまとめて展示します。
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私たちの歩んだ行程が、この3着の衣装だけで『見てくれる人々の胸に届く。』というのがもちろん理想の形なのですが、往復書簡を通して、また別の2人の宇宙が届けばいいな、と思っています。3着制作の為のイメージソースや、コンセプト、そしてプロジェクトとは直接関係無いようで、実は深く繋がっていたお互いの胸の中の景色や、旅の話(SatocoはNGOの船で世界旅行をした経験がある)などがぎっしり詰まっています。
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Please, look forward to see our works and worlds!
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H
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SH / Fashion Plus+. note 06

October 26th, 2008 by hiromi_iuchi


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3着目・春・ラスト・ワン
春だけは真っ白な
空にはためく、白いシーツ
飛んでゆく光、溶ける光


11/1日の夜には東京に発つから、作業はあと5日半。
DMを昨日の晩せっせと書いた。
思い出す、皆の顔。
遠い世界から、還って来る。


でもまだ、終わってない。
春、最後の1着が奇麗に着地したら
炎の幕がさらりと目の前に降りるだろう
鞭が、
振り下ろされる —-カポーティ

i do, i i i iiiiiiiiiii
息をのんで、また潜水 i i iiiiiiii
そして、また、また、また…iiiiiiiiiiiii
again, ……a nd a gain, …a n d a g a in . . .a . n . . . .
.
飛び込んだ/ 輝く水の表面が/ ゆらぐ
浮上して/ 飛 ん で ゆ く
in
to the Light,
penetrate
the Light.
encompassed by the dark ocean’s waves,
let it float you away to the other rooms
let it bring you down the other voices
Look, Tiny light shining, it’s coming closer, ah, exploaded.
White out.

>leave stage

>carten call.

Repeat.
Infinite.

/

Cat boy is dancing on the stage.
after the show, nobody round,
but he is dancing in the spot light
silver shinning in the darkness
oh, he doesn’t look like human,
dance, dance, dance.

/
˙
H

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SH / Fashion Plus+. note 05

October 20th, 2008 by hiromi_iuchi


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“冬”
day 4
˙
H
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